ーウェディングフィルムデザイナーのひとりごとー日々の中で出逢った素敵なことばたちについてつぶやいています。

本を読む。

2010 7月20日 19:19

こんにちは。ふじやんです。

もう一個の担当ブログ「ぶつぶ」の更新もさることながら

こちらの更新も随分とさぼってましたね、ワタシ。

 

ここ最近は一週間一週間がほ~んとにあっという間に過ぎ去って

気づけばもう7月も後半にさしかかりました。

 

さてさてさて~。最近わたくし久しぶりに本を読みました。

西加奈子さんの『さくら』という作品と『魚の窓』という作品です。

以前にも書いたかもしれないですが、言葉を扱う仕事をしているにもかかわらず

私はあんまり本を読みません。根気がないのか性に合わないのか、

よほど気が向いたときに相性のいい作品に出逢うことが無い限り、

最後まで読みきることができないのです。

 

ですが、今回はその相性がわたしとピタッと合ったみたいです。

西加奈子さんを知ったのは実はわりと最近。

テレビで太宰治がすきな作家さんとして、彼の良さを語っておられるのを拝見したのが

はじめての出逢いでした。

わたしはまず彼女の見た目にホレました。

ファッションも顔も体格もわたしの好きな感じ。

こんな風になりたいな、と思う女性。

そしてその話し方や視点。

肩の力がほどよく抜けた、それでいて主張のある彼女の語り口が

とてもスイスイと私の頭に入ってきたのを覚えてます。

 

その後さっそく彼女がオススメしていた太宰治の本を買いにいったもんですよ。

前にも書いたような気もしますが、なんとなく暗いイメージだった太宰作品が

彼女の視点により、とてもユーモアのある楽しい作品として読むことができました。

ま、全作品を読んだわけじゃないので、たまたま紹介された作品が

たまたまそーゆう味だったのかもですが。

 

で、今回読んだ西さんの2つの作品。

『さくら』は後半で号泣いたしました。

5人家族と一匹の犬の物語です。

あるきっかけで歯車がくるって、なんだかぎこちなくなってしまった家族の関係。

その間をいつも繋いでいたのはサクラという犬の存在。

 

正確には全然ちがうんだけど、うちの家にも

似たような空気がある気がしてなんだかとても共感しました。

なんていうのかなぁ、こう、親に対して

本当はもっと心を開いて接したいんだけどなんか面倒くさいからもういいや、とか、

子供の頃に見ていた頼もしい親の姿がいつの間にかしょぼくれて自分より小さくなって

「なんでこんなこともできひんの?」って心の中でイライラしたりとか、

そんでもってそんなことを思ってしまう自分を

『あぁ、なんて私は冷たいんだ』と自己嫌悪に陥る感じとか。

そんな類の感情がこの本を読んでいてフツフツと湧いてきました。

そして、『な~んだ、みんなもそうなのか』ってちょっと安心したりもしました。

 

それと、この作品、描写がとーっても美しい言葉で表現されるのです。

さらさらさら~っと流れるような。

こうゆう表現、とても勉強になります。

 

もうひとつ、『魚の窓』。

こっちは若い二組のカップルのお話。

どこか空虚な雰囲気が漂い続けるお話。

なんとなく湿っぽいのだけど、その独特の感じにすっぽりはまって

一晩であっという間に読みきりました。このタイム、これはもしや自己最高記録かも。

 

他にもたくさん書かれていらっしゃるので

読んでみたいなと思ってます。

みなさんは、どんな作品がお好きなんでしょうね?

 

私はたぶん、ちょっとどこか陰があってジメっとしてる部分があるようなのが

好きなのかもしれません。

今年の夏もうだるような暑さだとか。

涼しいお部屋で読書の夏!もいいかもです。

 

ではではまた~★

 

筆者:ふじやん