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マイシネマ部長:山中 陽平 http://www.facebook.com/yamanakayohei

皆様、忘れていますか?
マイシネマ部長です。
忘れたい過去ってありますか?あるとしても、それをどうやって処理しますか?
先日の「酸っぱいブドウ」の話ではありませんが、何か自分に言い訳しますか?いやいや、「言い訳なんて、そんな無様な真似は出来ない!」と、過去と向き合っていきますか?忘れますか?

そんな人間の悩みに、良いものが生まれました!

■そもそも何で思い出すのか?思い出!
人間の記憶の仕組みは、まだまだ不明な点が多いとは言え、大まかには「すぐ忘れてしまうもの」「ずっと心に残るもの」があるようです。そのなかの「ずっと心に残るもの」は、心をずっと占有しているのではなく、心の中の「記憶」ポケットにしまわれているのです。それを何かが契機になり取り出されるのが「思い出」です。例えば、『昔、犬にかまれた経験』がある人は、その記憶が鮮明に残っていたりします。痛みも恐怖感も何もかも・・。しかし普段の生活では「犬が怖い」と思ったりはしていません。それが犬を見た瞬間に思い出され、『犬にかまれる→痛い→怖い!』と体がすくんでしまうのです。困ったものです。このように思い出は「もう二度と思い出したくないもの」もあれば「楽しい思い出」もあるでしょう。ただ残念な事に、どんな思い出を残すかを決めるのは自分ではないようです。

■わすれたい時はどうすればいい?
昔からとある心臓病の薬がありました。名前は「プロプラノロール」。ちょっとした問題がある薬です。「記憶障害を引き起こしてしまう」という副作用があったのです。しかし、とある研究者がこの「記憶障害って、忘れるってことじゃあないのか?」ことに気付きました。で、「トラウマ」をもつ被験者に「トラウマに関する記憶」を思い出しているときにこの薬を投与すると、「トラウマ」に関する記憶が弱まった=トラウマが軽減された、というのです。なんでもこの薬は「呼び出した記憶を、脳に再度格納されるプロセス」を阻害する働きがあったということです。つまり「忘れる」事が出来る薬だったのです!

■エターナルサンシャインって知っていますか?
皆さん、「エターナルサンシャイン」という映画をご存知ですか?かなり昔に友人に薦められてみた映画なのですが、これが結構面白い。

「嫌な記憶を消す事が出来る」医療行為があると仮定した世の中で、
とある女性が恋人との決別を決意し、恋人との記憶を消す。
その事を知った相手の男性も、その女性との思い出を消そうとする。
しかし記憶を消すためには、
「消したい記憶」を「思い出して」から「消す」という手順を踏まなければならなかった。
男性は、恋人との「楽しかった思い出」「幸せだった記憶」「出会った頃のワクワク」など
すべての思い出を再度思い出しながら、ひとつひとつの思い出を消していく事になるのだが・・

という話です。
この映画の結論は、まぁ映画をみてもらうとして、皆さんならどうしますか?

忘れたい事を思い出してください。

思い出を削除する事に躊躇はありませんか?


■人間には忘れる能力がある、そして覚えているより忘れる方が強い
人間は、もとより「忘れる能力」があります。この能力はとても強力で、「忘れる能力」が無い人間は、とても苦労するそうです。いわば「ゴミ箱」機能の無いパソコンのように、デスクトップがだんだんファイルで埋め尽くされるといいます。しかし幸い、一般的な人は「忘れる才能」があります。

■忘れる才能があるのに忘れないこと
その才能がありながら、「忘れない」事には、たぶん何かとても大きな意味があると思います。その「忘れない」記憶もまた、今の自分を形成している大切な要素だと思えば、忘れてしまうのは勿体無いかもしれませんね。

記載者:忘れる薬より憶える薬を考えてください、マイシネマ部長

 

 

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