マイシネマ部長が気になった面白ネタをブログ形式でほぼ毎日提供中(ココロ ワークス営業日のみ)

◇ あの美味さに歴史アリ

2009 7月 3日 09:04

みなさん、信じているものはありますか?
マイシネマ部長です。
信じているものってありますか?それはどうして「信じて」いますか?自分の感覚?世間の評価?

そろそろ、このブログの入り方、「○○はありますか?」を見直した方がいいんじゃないかなぁ?と思っています。皆さんはどう思います?

■マグロのトロ、憧れの食感
話は変わってマグロのトロ、好きですか?捻くれた意見抜きに純粋に答えてください。もし今すぐ「国産黒マグロのトロを食べさせてあげるよ」といわれて、「いらない」と答えますか?高級で知られるトロを目の前にして「いらない」とは中々いえませんよね。自分は言えません。あの食感(国産黒マグロのトロの食感、よく考えたら知らないかも知れません)は「病みつき」とまではいいませんが、やはりあれはあれで良いものです。それに何より高級品!いやー、食べれるなら食べたいですよ・・。

■トロは「不味い」ものだった?
そのマグロの高級部位、トロは江戸時代には捨てられていたってご存知ですか?「リサイクル社会」として最近やたら持てはやされている「江戸」ですが、マグロのトロは捨てるor鍋の材料としていたようです。「えー、もったいない」ですよね。これには諸説があり、「冷蔵庫が無い時代には、新鮮な状態で口に出来る事が無かった」「あの脂っこさが、日本人の舌に合わなかった」とか言われています。なんとそれは昭和初期まで続いており、トロを食べ始めたのは「お金の無い東京の学生」だったようです。また、マグロそのものもあまり評価の高い魚ではなく、比較的安価な魚『下魚』の部類に位置づけられていました。

■何故に「高級化?」
そんなマグロが、どうして今の地位に昇りつめたのでしょうか?これも諸説があり、「日本人の下が西洋化したため」「貧乏な家から昇りつめたお金持ちが、昔食べた懐かしい味としてマグロを好んだから」「マスコミが『旨い』ともてはやしたから」「マグロが減ったから」などといわれています。もちろん、どれかひとつが答えではなく、すべてが同時多発的に発生して今のマグロの地位を確立したのかも知れません。よって「トロ」は高級化し現在に至るわけですね。つまるところ「トロ」が「高い」というのは、今世間に高く「評価」されているから成り立つわけで、江戸時代に「俺はトロが旨いと思うんだ!だから食え!もちろん高いぞ!」ではお話になりません。

■価値を決めるのは「評価」
モノの『価値』を決めるのは、「評価」です。トロが今だからこそ評価されているように。「自分の価値観」を持つことが大切だと叫ばれている世の中です。しかしもし、自分が何かを売る立場ならば、「自分の価値観」だけではその商品は売れません。お客様にとって「価値」があると「評価」されなければならないんです。先ほども言いましたとおり、「俺はトロが旨いと思うんだ!だから食え!もちろん高いぞ!」ではいけません。

■マーケティングで伝える「価値」
今回のブログを読んで、「いやいや!違うぞ、もし自分は江戸時代でトロを高級化できる!!」という人が居れば、それは多分「料理」が上手い人ではなく、「マーケティング」が上手い人でしょう。本当は価値があるに違いないものの価値を伝えるという手法、「売り方」を考えるのがマーケティングです。実はそれほどの「価値」がないものをあたかも「価値」があるように伝えるのは「誇大広告」でしかありません。ただ、これまでの社会では「誇大広告」でも何とかなった一面はあります。その商品の「価値」を知るためには「買う」以外の方法は口コミしかなったわけですから。

■『口コミ』が変える『価値』
しかし現代はインターネットの普及に伴い情報が共有化され、口コミの伝達スピードは飛躍的に早くなりました。結果として、モノの価値が変わるスピードも早く、その流れに乗り遅れる事を許されなくなってきた感も否めません。それこそ、今回の江戸時代から「トロ高級化現象」が1ヶ月で起こってしまうような世の中です。こんな世の中を生き残っていく手段、それは「続ける事」だと思います。

■トロが高級なのは当面は廃れません
トロが高級なのは、明日明後日には終わらないでしょう。これは誰もが予感できる事です。それは「続いてきた」ことだからです。しかし昨日今日、突然生まれた高い価値のモノは、明日明後日には価値を失うかもしれません。それは「続いていない事」だからです。「続いていない事」は浸透しにくいものです。もし何か「価値があるに違いない」と思ったことがあれば、続けてください。『継続は力なり』です。

■よって部長ブログの「入り」は変更しません
部長ブログの更新が遅れていることは棚上げですが、部長ブログの入り方は今後も維持していく方向で決定しました。

記載者:長々と言い訳を書いてみたマイシネマ部長

 

 

 

■ このブログの関連記事