皆様、皆様のものは皆様のものでしょうか?
マイシネマ部長です。
さて前回、乾電池の話題の中で、ちょっとだけ特許についてお話しました。やっぱり作った人が日本人なのに、ドイツ人が特許をとった、とかなんだか間違っている気がしますよね?しかしもともと日本には特許なんて考え方はありませんでした。そういった考えが生まれたのは明治のことだったようです。
■スゴイ人がいました
日本に特許が出来た大元は、明治7年文部省で教育制度確立のために雇われていたモーリー博士が提言した一言であった。
(かなり意訳します)
「なんかさ、日本って著作とか保護する法律あるじゃん?版権だっけ?でも発明とかさ、商標とかって保護しないジャン?発明とか商標とか、保護しないからさ、僕らガイジンはアイデアとかパクられてる気がするの。アメリカってさ、版権と発明と商標は最も重要な財産としているわけ。でも日本は違うじゃん?そのへんどうよ?」
それを聞いた、モーリー博士の通訳をしていた高橋是清が
(かなり意訳します)
「マジですか!?それは急いでなんとかせな!」
と色々がんばって専売特許と商標登録を日本に定着させました。
■商標と版権と発明、それは保護したけれど・・
3つの特許を保護した高橋はその後も、外国制度を精力的に勉強しました。その視察の際にベルリンにて、京都の織物業者で家伝の織物見本を持ち歩く川島という男に出会います。その川島が言うには
(かなり意訳します)
「私の織物や布地のデザインは、ドイツ・フランスで盗まれまくりです。まぁ一回盗作と本物のサンプル送るから見といてよ。」
この見本をみて、「ありえなーい」と思った高橋は意匠特許を日本に持ち込むこととなりました。(よっぽど似たデザインだったのでしょうね・・。)
■守られるべき財産とは
人にとって様々な財産というものがあります。それがお金だったり、家だったり、土地だったりするのでしょう。しかし、有形でわかりやすいものばかりが財産ではありません。今回の話の、版権・特許(発明)・商標などがイイ例で、無形ながらも財産となりえるものはたくさんあります。
マイシネマ部長が所属するココロワークスは、デザイン会社です。作ったものには意匠があります。勝手に盗作されたり、改変されたりしたら、やっぱり困ります。「作った」「考えた」人が保護される。それってスゴク自然なことだとおもいませんか?
しかしその「権利」が捻じ曲げられ、本来価値のないところに価値を生んでしまうこともあります。(それはそれでまた別のお話にでも・・)
特許のみならず、様々なものにも無形でも財産となりえるものをさがしたいですね。
記述者:「ウォークマン」をSONYに提案したのは自分だといい続けるおじいちゃんを知っているマイシネマ部長
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