今週の世界一は。。。
現存する世界最古の国家
「日本」が世界に誇る総合芸術『茶道』!!
みなさまごきげん麗しゅうございます。
仏部部長(写真部副部長)でございます。
あっついですね。ほんと暑いです。
夏が苦手な私ですが、お寺のお堂で
仏を眺めながら涼むにはよい季節です。
先日は国宝法隆寺展を見に行きまして、仏教美術って深いな~と
ますます仏道に足を踏み入れている次第でございます。
おっと、今日は仏ではなく世界一について語らねばなりませんね。
題名のとおり「茶道」です。
世界一...、ええ、こじつけと言われれば仕方ないですけど。
誰がなんと言おうと世界一にします。
まず、世界最古の国家が日本ってみなさまご存知でした?
エジプトとか、中国とかじゃないの?と思うでしょう。
まあ、国の起源としては古代エジプトなんて相当古いわけですけど、
今回はあくまでも『現存する』がついてます。
古代エジプトや中国の魏とか呉とか歴史で習いましたけど、
あれは現在はもうないですよね?
中華人民共和国という国家としてはごく最近成立したわけなんです。
となると、「日本」という国家は、成立してから現在まで
存続し続けておりますから世界最古となるわけですよ。
これについてはメインじゃないので詳しい事は説明しません!
知りたい人は各自調べてください。
いいですね。ハイ。じゃ、参ります。
【茶道は日本文化の総合芸術!】
茶道は抹茶を飲み楽しむ事に色んな文化が加わってできました。
茶室・庭という「空間デザイン」
茶道具を選んだり鑑賞したりする「工芸デザイン」
懐石料理・和菓子などの「フードデザイン」
そして客人を気持ちよくもてなす為のお作法(点前(てまえ))。
これらが融合した総合芸術なんです。
茶道は禅宗と深く関わって「わび・さび」という精神文化を生み出しました。
わぶ・・・気落ちする、つらいと思う、落ちぶれる。
さぶ・・・古くなる、色あせる。
否定的な感情を表す言葉が逆にイイんじゃない!?ってわけで
「美を表す用語」として茶の湯や俳諧などの文芸の世界に浸透していったのです。
この「わび・さび」の精神で茶室という静かな空間で
茶をたてることに集中→→→心を落ち着かせる。
自分自身を見直し、精神を高めるわけですね~。
奥が深~い!!!
お客様をもてなす心得として
「一期一会」が大切にされているんですってよ。
ではお茶の歴史に触れてみましょう。
【時は平安時代。日本にお茶がやってきた!】
最澄や空海がブームの最先端であった中国(唐)へと渡り、
色んな新しい事を日本にもって帰りました。
その中にお茶もありました。
この時は、お茶=お薬。
儀式的な面も強かったし、お金持ち貴族の世界だけにしか流行りません。
一般ピープルにはあんまり関係なかったみたいです。
【『ZEN is so cool!』鎌倉時代】
武士が台頭し、高飛車な宮廷文化にケチをつけ始めます。
「な~にが貴族じゃい。オウオウ!すかしてんじゃねーぞ。」てな具合。
栄西というお坊さんが中国(宋)に行って
またまた新しい事を持って帰ってきました。
「禅宗」と「喫茶の習慣」です。
そして、空前の禅ブームがおこります。
水墨画や枯山水が大流行!
青磁や天目茶碗など中国からの舶来品はみんなの憧れの的に!
いまでいう、ブランドみたいな感覚でしょうかね。
「GUCCI欲しいな~!」
「わたしバーキンのバック買ったの~!」
「え~いいな~見せて見せて!」
ということで、みんなは手に入れた品々を鑑賞するための
ステキな空間が欲しくなってきました。
「インテリアデザイン」の概念です。
そのクリエイティブディレクターは禅宗のお坊さん。
お茶をたしなむ為のカッコいい空間「書院」の誕生です。
そこで、みんなはご自慢の器や工芸品を飾り立てて、
豪華な景品をかけながらお茶の味を飲み当てるという
「闘茶」を繰り広げました。
この時はまだ、今の茶道のような精神性は全然ありませ~ん。
【変化の兆し? 室町時代】
室町時代になると喫茶文化に二つの大きな展開が見られます。
一つ目。。。「茶会」という、お茶をちゃんと飲む宴会が成立。
二つ目。。。書院の様式をちゃんと決めようと意識し始める。
このころからお茶は、単なる嗜好品の時代から
独自の思想と様式を整えた「茶の湯」成立の時代へと変わりつつありました。
【金ピカ&わびサビ、2つのモード 安土桃山時代】
時は戦国、下克上。
価値観が転換し、喫茶文化にも画期的な展開がおこります。
豪華な唐物道具を飾り立て賑やかな宴会で楽しむ茶の湯は、
信長や秀吉が好んだ「金ピカSTYLE」。
そのアンチテーゼとして"不足の美"を求める「侘びサビSTYLE」が登場!
そう、あの千利休が大成した「わび茶」の成立です。
「あんなピカピカより、渋い器と極小空間で茶を楽しむのが粋だぜ!
もっと、お茶で心の交流を深めようぜ!」
てなわけで、まず村田珠光さんという人がお茶の世界に
「人間の心」という問題を入れていきました。
そして、武野紹鴎さんという方が「冷え枯れる」といった
和歌の美意識を茶の湯にプラスしていきます。
そうして千利休さんは、遊びの要素を一切排除し、
心の交流を中心としたビシーっと緊張感のある茶の湯をめざしました。
利休さんは日本の器が大好きで、お茶を飲む為だけの茶碗を
わざわざオーダーメイドで作らせました。
まだまだこだわりますよ。
格式を重んじる書院には興味ナシ。
田舎風の極小空間(=数奇屋)をつくって
まさに「茶」に専念するための舞台装置なる空間を生み出しました。
その数奇屋、随所に客人をもてなす心が現れています。
例えば主人が出入りするスペースは客人のスペースよりも天井が低く、
謙譲の気持ちを表してます。
障子窓から入る太陽の光は、茶をたてる主人の手元を
照らすスポットライトの役割を果たし、
その手さばきを美しく見せる。とかね。
中国文化の借り物だった「茶」のコンセプトが
利休さんによって初めて"MADE IN JAPAN"となったんです。
そして利休さんは、日本独自の美意識を大切にし、茶の湯をとおして
生きていくうえで大切な「思いやり、おもてなしの心」を
みんなに教えてくれたのです。
【そして現在・・・】
千利休の作り上げた「茶道」は現在、
表千家、裏千家、武者小路千家に引き継がれてま~す。
長いね~、長かったね~。
お疲れ様です。
最後に千利休が残した茶道の心得をご紹介して終わります。
【四規七則(しきしちそく)】
四規は、和敬清寂(わけいせいじゃく)の精神のこと。
和・・・お互い仲良くする事
敬・・・お互い敬いあう事
清・・・見た目だけでなく心の清らかさの事
寂・・・どんな時も動じない心の事
七則とは
「茶は服のよきように」・・・心を込めて、
「炭は湯の沸くように」・・・本質を見極め、
「夏は涼しく、冬は暖かに」・・・季節感を大切にし、
「花は野にあるように」・・・命を尊び、
「刻限は早めに」・・・ゆとりをもって、
「降らずとも雨の用意」・・・柔軟な心を持って、
「相客に心せよ」・・・互いに尊重し合いましょ。
っということ。
奥深い日本人の心を今一度見直して
殺伐とした世の中を良くしていきたいものだな、と。
先人の教えから学ぶことはほんとにたくさんありますね。
当たり前のことですけど、こうゆうのは
なかなか実行できないんですよねー。
ひとつの事に心を込めて向き合う。
「一期一会」
人との出逢いだけじゃない。
花の咲く瞬間、空が晴れる瞬間、風が吹く瞬間・・・。
生きていると延々と続く「一期一会」。
全部に対応するのは大変ですけど、ふ~っとした時に
「ああ、これも今しか見れない景色なんだな~。」
なんて思って見てみると、毎日の生活も輝いてきますネ。
写真部副部長としては、そんな瞬間を逃さぬよう
ビシーっとシャッターチャンスを狙いたいものです。
ではみなさん、ごっきげ~んよ~う♪
筆:仏部部長(写真部副部長)
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