ココロワークスの仏部(仏像同好会)がお寺や仏像について語ります。
皆さんご機嫌麗しゅう。ぶちょうのふじやんです。
久々の更新となりました。
今日は本のご紹介をしようと思って。
松本清張・樋口清之の共書『今日の風土記2 奈良の旅』です。
昭和41年に出版された本でありまして、絶版だったようですが
調べてみたら今年の4月に装いを新たにした復刻版が出ていました(学習研究社)。
これまでの私のバイブルはみうらじゅん・いとうせいこう両氏による
「見仏記」シリーズであったわけなのですが
松本清張さんの書いたこの本、非常におもしろいのであります。
奈良人の私も知らない土地の歴史にまで踏み込んで
独自の解釈を繰り広げておるのです。
仏像にとどまらず、寺の歴史から古代の国づくり、神話や相撲の歴史
(相撲の発祥は奈良なのです)と多岐にわたり、そのどれもが学者顔負けの説得力。
これだけの知識と考察力、いったいどんな頭脳なんやと思うほど。
この本が書かれた昭和41年当時、
多くのお寺が拝観料50円なんですね。
今はその10倍ほどしてますから、えらく時代が変わったなと実感するのですが
清張さんの考察は今読んでも生き生きとしています。
* * * * * * * * * * * * * *
ちなみに私がこの本に出逢いましたのはつい先日。
祖母が亡くなって身辺整理で本棚をあさっていたら
ぼろぼろのこの本が出てきましてね。
そのほかにも、各地のお寺や名所のしおりやパンフレットが
どっさりことお菓子の缶にしまわれてありました。
知らぬうちにおばあちゃんの趣味を受け継いでおったのだなと、
気づいた時には遅し。
一緒に寺めぐりなんぞできたら、良かったのになぁ。
筆者:ふじやん
![]()
