ココロワークスの仏部(仏像同好会)がお寺や仏像について語ります。

ぶちょう、行者になる。

2010 3月17日 11:52

皆様ご無沙汰しております。

ぶちょうです。

 

なんだか、寒いぞ。3月半ばなのに。

これじゃあ仏部活動に乗り気になれないじゃあないか。

だってだって、お寺は寒いのだから。

 

奈良では東大寺のお水取りが終わると春がやってくると言われてます。

そのお水取りもこないだの3/12で終わったのに。

オフィスもなんだか寒いし。

 

さてさて、わたくし先日ですね、なんと行者になったのですよ。

そう、役行者の「行者」。

 

というのはですね~、先日とある会社の山岳部の方々にまぜてもらって

登山してきたんです。

奈良と大阪の間にどどんと居座る生駒山。

車なら阪奈道路でぐるぐる~っと廻って抜けるあのお山。

歩いて歩いて歩きまくって。自分の足で大阪から奈良へ。

 

さすが山岳部のみなさま、若い人でも10年以上のキャリアというからスゴイ。

ほんとに山がすきなんですね~。

しかも土の上だけじゃなく、水の流れる沢まで登るというからこれまたスゴイ。

高い所があると何でも登ってみたくなる、そして彼らには、登るルートがみえてくるんだとか。

そんな頼もしい先輩方のサポートのおかげで

ガツガツといろんな体験をしましたよ。

 

お山には行場といって、山の中にあるお寺の僧侶たちが修行をする場所がいくつかあるのですね。

その行場っちゅうのは、岩に鎖を打ち付けてあって、

その鎖を頼りに、自分の手と足だけで岩を登ったり、

崖っぷちぎりぎりまで身を乗り出して・・・・という荒修行をするところなんですわ。

 

わたくし、高所恐怖症なので、崖っぷち覗き込むのはずいぶんへっぴり腰でダメでした。

が、上に登っていくほうは、比較的大丈夫だったのですよ。

最初は土にモリモリぐねぐね這い上がる木の根っこを掴んで

足をかけて、ぐんぐん登っていくんですね。

そしたら次は岩場になっていて、そっからは一番上の岩に打ち付けられた鎖を持って

のぼってくんです。もうね、なんすかね、これはロッククライミングですよ!!

しかもロープなし!!手を離せば落っこちる・・・! (キャー!)

 

途中でどこに足を置いたらいいのかわからなくなって

とまってしまったんですけど、そーすっと恐怖心がわわわわわ~~~っと

押し寄せてくる。

 

(ビビってんじゃねぇよ、ワタシ!!)

(はやく次の足を出せって!!)

(ハイ!踏ん張って!力入れて!)

(次、右手でぐっと!)

(そうそう!その調子!)

 

このように、自分で自分を奮い立たせてやらんと

足がすくむのですよ。

 

いかに恐怖心に打ち勝てるか。

 

行者たちは、こーゆう荒修行をとおして

自分の心を強くしているのだなと、思ったわけですよ。

いや、すごい。

でも、このクライミング、怖いけどこのスリルがなんともたまらんような

気がするのです。行者もこの魔の魅力に取り付かれてたんじゃないか。

 

そんなこと思いながら、お山をくだってくと、

滝がありました。苔むした石仏がたくさんあって、なんとも神秘的。

こーゆうところは、山のお寺ならでは。

「ゆるぎ地蔵」ってゆうのもあって、

頭の上にでっかい四角い石を乗せて立ってらっしゃる。

モデルが頭に辞書乗っけて歩く練習するみたいな感じ?

とにかく重そうでしたが、おだやかなお顔で静かな集落を見守ってらっしゃったですよ。

 

山をくだって、温泉入って、ごはん食べてビールのんで!

修行の後は、極楽でした~!

仏部でも行者の荒修行、してみようかしら。部員たち、いやがるかなぁ。。。

 

筆者:ふじやん