ココロワークスの仏部(仏像同好会)がお寺や仏像について語ります。

西大寺にも行ってん。

2009 11月26日 17:23

はいどーも。

本日もさけでございます。

 

先日プリンスにお会いしに興福寺まで行って

返り討ちに合いましたお話をさせていただきましたがね。

このまま仏像のみなさまとお会いせずに奈良を後にする手はないということでね、

あの後懲りずに実は他のお寺も回ったんでございます。

二日酔いも良くなりまして

秋のさわやかな昼下がりのお寺を楽しんでおったんでございます。

参りましたお寺はといいますと

西大寺でございます。

わたくしこんなにメジャーなお寺なのに今回初めて参らせて頂きました。

もちろん奈良のお寺はよく行くのですが

なぜかうちの部長はこういう大きなお寺ではなくてですね

お山の方のわりと小さなお寺とかですね

あとは奈良市内でもね

まあもちろん立派なお寺なんですけど

東大寺さん、興福寺さんなんかと並べてみると

ま、いくぶん小さめの。

そういったいぶし銀のお寺中心に連れて行ってくださるのでね。

今回はひとつメジャーを味わってみましょうかってことで

西大寺さんに訪れたわけでございます。

まず西大寺境内の本堂、愛染堂、四王堂、聚宝館

この4つの建物を拝観できますお得なチケットを購入いたしました。

このチケットがなかなか良い。

デザインが良い。

正方形なんですがね、

なんというか45度回したひし型の状態で見るのが正解なデザインでね、

真ん中に大日如来さまのお顔が印刷されてまして、

四隅にミシン目が入ってまして

それぞれ本堂、愛染堂、四王堂、聚宝館のチケットになっているという。

そして全て回ると全ての角がもぎ取られまして

正方形から八角形になる。

そんなチケットでございます。

3堂と1館を回ると、

たくさんの仏様とお会いすることで

自然に角が取れて丸くなる、

そんな人の心を表現しておられるのでしょうか。

そんなことを思いながらまずは四天堂から見せていただきましたよ。

 

中には十一面観音が四天王に守られて

堂々と立ってらっしゃいました。

お地蔵さんが持っておられる杖のようなものを

ご存知でしょうか、

あれ錫丈というんですがね

あれを持ってらしてね

長谷寺式観音といって珍しいそうです。

地蔵菩薩のお仕事というとハードで有名ですが

その地蔵菩薩のお仕事を観音業をしながらこなされるという意味が込められているそうなんです。

とっても働き者なんですね。

そしてそんな十一面観音を四方で守る四天王に踏みつけられる邪鬼。

これがまた愛しい。

この邪鬼は一般的なもの見比べてかなり大きめで

かなりいいお顔&いいポーズ。

四天王本体よりも年代も古く

西大寺の邪鬼といえば有名な方なんですってね。

なのに新参の四天王にずっと踏まれてるんです。

「つべこべ言わずに踏まれてください!きまりですから!!」

言われたんでしょうね。

それでも黙って何百年も踏まれてんです。

「おれぁ邪鬼じゃき、踏まれるために生まれてきたき、笑われるために生まれてきたき、

相手が若造であろうと何であろうと

踏まれるだけじゃき。」

言うてましたわ。

 

んで次にみせていただいたのが

今回のメインに据えさせていただきました

秘仏の愛染明王のおわします愛染堂。

ご開帳期間中ということで

もちろんご本尊を見せていただきました。

思ったより小さいな。

というのが第一印象でした。

しかし小さいながらに非常に知的で

きゅっと締まった安定感のあるすばらしい仏像でした。

愛染明王って真っ赤な体で

頭に獅子の頭を乗せて6本の手をバッと広げて

どうしたのってくらい怒ってるんですけどね

なんかあどけなくって

なんか知的なんです。

明王系のみなさんって荒々しさと

どれだけお怒りかってところで競ってらっしゃると思ってたんですけど

愛染明王はどうもギャップを追求してらっしゃるような気が致します。

体育会系かと思いきや、実は頭がいい、みたいなね。

俺様的な方かと思いきや意外とやさしくてかわいい所もある、みたいなね。

いいですなぁ・・

まあツンデレ的なものなんですかね。

魅かれるわけ。

 

その後聚宝館にも行ったんですがね

もういいですね。

お腹いっぱいですね。

あたしもお腹いっぱいなもんでね。

長いしね。

ここらでおひらき。

またいづれ。