ココロワークスの仏部(仏像同好会)がお寺や仏像について語ります。

妄想連載

2009 5月15日 11:12

こんにんちは。

さけでございます。

 

2ヶ月に渡った妄想連載、

なんと最終回。

 

もともと別に誰に書けって言われたわけじゃありませんでね、

勝手に始めたんではありますがね。

連載って大変ね。

 

あの日は確かとてもいい天気だったんだと思います、

ブログを書いている時に

ああ、寺にいきてぇな、と妄想がはじまったんでございますな。

特に書くネタもないもんだから徒然なるままにそのまま書いちゃったんでございましょう。

しかし、うまく収められず無理やり「つづく」と収めてから今日まで2ヶ月・・・。

 

まあ、今読み返してみるとあれはあれで一回目で充分収まってるようにも思いますが、

後の祭りでございます。

 

 

 

妄想連載最終回。

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「妹さんのためですよ・・。」


「それも自分の執着じゃ。」

 

「観音さまは民衆の苦難をあまねく救ってくださる仏様。

 住職とはいえ、大切な人の命を救ってほしいと願って何が悪いのですか。」

 

「釈迦はな、

 民衆の救済のため妻子を置いて出家をした。 

 それが仏の道を歩く者の覚悟と責任じゃ。」

 

「わしも仏の道を歩く端くれ。

 救われる立場ではなく、

 常に救う立場でなければいかんし、そういたい。


 そういえば50年前にもそう思ってこの寺に来たことを

 あんたのおかげで思い出した。」

 

「・・・。」

 

「えらい引き止めてしもた。

 暗ろうなってきた。

 山道は危ないで早よ帰ってもらわんと。

 そうじゃ、お礼とお詫びになにか持たせてやろう。」

 

「いえいえ、とんでもないです。

 こちらこそお話を聞かせていただいて、

 勉強になりましたので。

 

 ・・・ただ、これを少し頂いてもよろしいでしょうか。」

 

足元に積もった木屑を一握り拾い上げます。

 

微力ながら住職の代わりにひそかに観音様を彫ってみよう、

そしてその体内にこの一握り木屑を納めようと、わたくし決心したのでございます。

 

「そりゃかまわんが、それをどうするね。」

 

「内緒です。言ってしまうと願いが叶わなくなるので。」

 

「ほう・・・。」

 

わたくしの思惑に気が付かれたのでございましょう。

ご住職、うれしそうに笑っておられます。

 

 

「少し時間は掛かるかもしれませんがきっと妹さん良くなりますよ。」

 

「そのようじゃな。」

 

 

そうしてわたくしは住職に丁寧にお礼を述べて、

寺を後にしたのでございます。

 

 

 

 

 

こりゃ、だいぶ暗くなりましたなぁ。

春とはいえまだまだ日は短いのでございますな。

このペースでは遭難してしまいます。

急ぎましょう、急ぎましょう。

その上、すこし冷えてまいりました。

お腹もかなり減っております・・・。

 

早く山を降りてラーメンでも食べましょうかねぇ。

 

 

 

 

・・・ねぇ。

忘れてないよね?

あんたのおごりだからね。

 

おわり